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戦闘SLGプレイ日記

最近はSRPGstudio製のフリーゲームが主。キャラクターの絵も描いてます。

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#ファイアーエムブレム if 無章 【絵ノベル】 その手が拓く未来 

※前回の続きです。カムイの代わりにマイユニットが戦います。

0 無章


ルナ「あぅっ!!」
1 無章
目が眩み、朦朧とした意識のまま亜空間での寝てみる夢のような出来事から醒めると同時に、ルナの身体に鈍痛が走る。何者かの打撃を受けたようだが、咄嗟のことなので反応しきれず、呆然としていた。

ルナ2 アイコン100
ルナ(ぁ・・っぅ・・なにがあったの?)

突然の出来事に事態が把握出来ず、ルナは困惑している隙に、斧を担いだ物騒なアクスファイターが再び襲い掛かる・・!
アクスファイター アイコン100
アクスファイター「へへっ・・!敵を倒すには・・早い方がいいってねぇ・・!!」

ルナ2 アイコン100
ルナ(ううぅ・・だめ・・まだ・・意識が朦朧として・・。)

ルナが怯んでいる目の前に、颯爽と赤い髪の天馬武者が身を挺してルナを守り、その天馬を駆る華麗な身のこなしで、アクスファイターの斧を弾き返す・・!

ヒノカ「私は白夜第一王女ヒノカ!見参!」

ヒノカと名乗る赤い髪の天馬武者は、ルナをかばいながら敵との間合いを取る。
2 無章
ヒノカ「大丈夫か!?ぼんやりしていたようだが・・。」

ルナ2 アイコン100
ルナ(ええっと・・綺麗な人・・。・・んん・・それよりも・・私・・襲われてるの・・!?)

先程の亜空間でも何が起きているのか把握出来なかったルナは、今度は景色が変わり、いきなり何者かに襲われていることに、ただ戸惑うばかりであった。
そんなルナが困惑しているのもお構いなしに、ヒノカと名乗る赤い髪の天馬武者は端的に状況を説明し指示を出す。
ヒノカ アイコン100
ヒノカ「今は戦場だ!死にたくなければ目の前の敵を倒すんだ!この私に続け!」

ルナ2 アイコン100
ルナ「ふわっ・・!?は・・はいっ!!」

唐突な出来事の連続で何が何だかわからないルナであったが、ヒノカの叱咤激励にびっくりしてしまい、思わず手にしている剣を構える・・。



亜空間から醒め、唐突に襲われたルナがいる戦場では、この世界に君臨する白夜王国軍と暗夜王国軍が東西を分け、大合戦をしていた。
5無章

両軍の主力部隊は南の橋を境に交戦状態であり、激しい戦闘が行われていた。
6 無章
先陣を切るアーマーナイトによる突撃。上空から急襲するドラゴンナイトの奇襲。対抗する白夜の忍による手裏剣の嵐に、炎の部族による爆炎と、洋と和の二つの異文化による戦いは、華やかでもあり豪快であり、どちらも甲乙つけたがい戦であった。

時を同じくして、中央の中州では、白夜第一王子リョウマと暗夜第一王子マークスによる、王族首脳陣による一騎打ちが行われていた。
4 無章
この世界の王族は、一般兵の戦闘力を遥かに凌駕しており、一騎当千の実力者である。
剣の道を極めし剣豪であるリョウマと、覇道に邁進する屈強な武人マークス。侍と騎士、二つの剣技はどちらも互角の強さであり、一瞬の予断も許さぬ白熱とした戦いを繰り広げていた。

ルナとヒノカがいる位置は戦場の東。そこで暗夜兵であるアクスファイターの襲撃を受けていた。
5 無章MAP
ルナとヒノカは白夜軍の陣地の奥により、アクスファイターは単独で強襲した伏兵と思われる。


いささか不可解な戦術ではあるが、事情も把握出来ずに、この世界で醒めたばかりのルナには知る由もない。
それよりも突然自分に襲って来たアクスファイターの対処が先決である。
7 無章
ルナは余韻も醒めやまぬ頭で、何故か手にしている青銅の剣を構えるルナ。これも先ほどの亜空間で出会ったカムイという少女が施した武具だろうか。しかし、それ疑問以上に不思議な能力が、ルナに発揮された・・。

ルナ(えっ・・何この感覚・・。自分の強さが・・数字で解る・・。)
9 無章
第6感というべき感覚だろうか、目に見えるわけではないが、直感に近い感覚ではあるが、具体的数値で自分の強さが解る・・。そしてルナが敵を眺めると、敵の能力値まで感覚で算出された・・。
ルナ(私は戦闘力35。それに対してあの敵は戦闘力14。これって・・私の方が強いってことでいいの・・かな?)

能力の数値化、不思議な感覚に触れたルナは、ただただじっと相手を眺めていたところで、再びヒノカの叱咤が入る。

ヒノカ「ためらっているのか!?ここは戦場なんだぞ!!まずは自分の身を守るためにも戦うんだ!行くぞ!!」
10 無章
ルナ2 アイコン100
ルナ「えっ・・あ、はい!」

ヒノカの叱咤に動揺したルナは、ヒノカに目線をやると、ついその戦闘力を算出してしまい、ヒノカに畏怖の念を抱く・・。
11 無章
ルナ(戦闘力60・・。この人・・強い・・。とっても速いみたいだし・・今は従っておいた方がいいかも・・。)

アクスファイター アイコン100
アクスファイター「さっきっから何ジロジロ見てるんだい、お嬢さん?そんなにオジサンの事が気に入ったのなら、この戦いに勝った後・・たっぷり可愛がってやるぅ・・・グフフ・・。」

今度は敵のアクスファイターが痺れを切らし、ルナにセクハラとも取れる因縁をつけてきた。

ルナ2 アイコン100
ルナ(うっ・・なんだか嫌な人・・?・・・!?それよりも・・また違う感覚が・・!)

ルナがアクスファイターに敵意を抱くと、今度はゲージと命中率が感覚で解った。ゲージで自分と敵のHPが解る感覚に、ルナの戸惑いは増していく。
12 無章
ルナ(11ダメージ・・私減るってこと・・?それよりも、この敵・・倒せるってことでいいの・・かな?)

ルナは相手のHPのゲージが赤になっている感覚を解ると同時に、自分もまた打撃を受ける予想が出来たことに怯えるが、それ以上に勝算を予感出来たことが自信になった・・。

ルナ2 アイコン100ルナ(なんか・・いける気がする・・!・・・女は度胸・・!!)

先ほどまでぼんやりしていた動きとは対照的に、機敏な動きで上空に飛び上がり、アクスファイターに切りかかる・・!

ルナ「清水の高台っ!」
13 無章
アクスファイター「ぶるわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

上空から急降下したルナは、アクスファイターを頭上から一撃を叩き込む・・!

アクスファイター アイコン100
アクスファイター「ぐるるるるっ・・!!な・・何が起きてやがる・・!?」

額当てに叩き込まれたアクスファイターは、頭を抱え、ふらつきながら動揺している・・。
14 無章
ルナは一旦間合いを取り、後方へ飛び、しゃがみ込んで着地し、自分の身体能力の高さに驚きを隠せないでいた。
ルナ(凄い・・身体が軽い・・。この跳躍力・・なんなの・・?)

アクスファイター アイコン100
アクスファイター「嬢ちゃぁん・・。クソっ・・やってやる・・!!いくら相手がカワイ子ちゃんだからって・・!!」

着地でしゃがみ込みながら、自身の能力に圧倒されているルナの隙を突き、アクスファイターは突進し、青銅の斧でルナに反撃を繰り出す・・!

ルナ「ひゃっ・・・!!いけない・・・!?・・・あうっ・・!!」
15 無章
ルナは咄嗟に小手でアクスファイターの反撃を防ぐ・・!

ルナ2 アイコン100
ルナ(あれ・・!?痛いけど・・思ってたより痛くない・・。思わず腕で斧を受けちゃったけど・・斬れてない・・?どういうことなの・・?)

ルナも動揺しているが、打撃を加えたアクスファイターはもっと動揺していた。

アクスファイター アイコン100
アクスファイター「なっ・・!?直撃だったはず・・!?あの嬢ちゃん・・あんな華奢な細腕で・・斧を受けやがった・・。な、なんて固てぇ鎧だ・・ビクともしねぇ・・!」

ルナ2 アイコン100
ルナ(なんだろう・・これならいける気がする・・!今なら・・!!)

敵が怯んでいるのを見て、ルナは勝利を確信し、さらなる一撃を決め掛かる・・!!

ルナ「いきます・・!ムーン・・サルトっ!!」
16 無章
アクスファイター「げるぅぅぅぅっ・・!?なんて速さだ・・ま、間に合わねぇ・・ぶ、ぶるわぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ルナは敵が怯んだ隙に、相手の懐に飛び込み、剣で斬り上げながら上空へ舞う・・!
その健康的な脚を魅せつけ、ひらりと戦場を舞う姿は、まさに戦乙女といった様である・・。
17 無章
ルナ(凄い・・わたし・・動く・・こんなに動くなんて・・私がやったんだ・・。)
ルナは自分の動きに見とれてしまった・・。

しかし、勝利したルナは胸に手を当て、神妙な面持ちで瞼を閉じていた・・。胸を抑えるその手は、小刻みに震えている・・。

ルナ(自分の身を守るとはいえ・・この世界の人を殺めてしまった・・。わたしがやったんだ・・。)
18 無章
襲い掛かってきた敵とはいえ、殺害してしまったことに良心が痛み、その罪悪感で急に心が震え、不安と恐怖の感情がルナを覆う。
しかし、不思議と昂揚と達成感も入り混じる複雑な感情が沸き立ち、自身の感情に困惑を隠せず、しばらく胸元の震える手を離すことが出来なかった・・。
鼓動がだんだん上がっていき、その震えは寒さではなく、むしろ熱い・・そんな昂揚感が、初めて人を殺めたルナの気持ちを混濁させる・・。

ルナ2 アイコン100
ルナ(これが・・戦争・・。この震え・・武者震いって言うのかな・・?)




ルナが感傷的な余韻に浸っている間を邪魔するかの如く、またも突如、河の向こう岸にて何やら強大な魔方陣が発動する・・!

ルナ(えっ・・!?こ・・今度は・・何!?)
19 無章
その魔方陣は巨大な炎の塊と姿を変え、東西を隔てていた河へと落下していく・・!

河に着水した炎の塊は、その業火の高熱によって水を蒸発させてしまった・・!蒸気が戦場を多い、霧となって視界が曇る・・。
20 無章
ルナ(何が起きて・・?ん・・霧の向こうから、何か来る・・!?)

ルナが霧を眺めていると、霧の中から3騎の黒騎士が威風堂々と駆け抜けてきた。しかし、よく見てみると、威圧感はあるものの、何やらアットホームで楽しそうな笑顔で進軍している。まるでハイキングでしているような、そういった表情である。それが却って不敵に映り、恐怖感をより一層煽る。
21 無章
1人は魔竜に騎乗した魔乳を胸に蓄えるグラマラスな美女。対照的に黒衣に身を包んだフリルの衣装で、無邪気な笑顔を振りまく見るからに可愛らしい女の子。そして、もう1人は女性と見まごう中世的な美形で、気品と冷酷さを兼ね備えた陰りのある華奢な男子。その危険な美貌に包まれた3人が霧を掻き分け、馬を駆る姿は見る者を圧倒させる・・。



干上がった河を通過し迫りくる敵影を、ルナの傍にいたヒノカも目にし驚愕する・・。
22 無章
ヒノカ「なに!?河が干上がった・・!?これは、敵の【竜脈】・・・・・・!」

タクミ「・・みたいだね。敵の王族が近くにいる・・。」

驚愕するヒノカの後方から蒼白い閃光を放つ綺麗な弓を持った男子が歩み寄る。白夜第二王子タクミである。

タクミ「このままだと、中州で一騎討ちをしているリョウマ兄さんが危ない。流石のリョウマ兄さんでも王族4人の相手は分が悪いだろうし。僕たちも救援に駆けつけるべきだと思うよ。」
23 無章
ヒノカ「そうだな・・私が様子を見てくる。タクミはこの場を頼む。この異界の訪問者を守ってやってくれ。」

ルナ2 アイコン100
ルナ(えっ・・異界の訪問者って・・私の事?)

不意に話題が自分の事に触れられたことに、ルナは動揺する。

タクミ「うん、わかった。」
24 無章
ヒノカはタクミにルナを預けると、天馬でいち早く中州で一騎討ちをしているリョウマの元へ飛び立った・・。

ルナは、先ほどの蒼暗い亜空間であったカムイの事を思い出していた。
ルナ2 アイコン100
ルナ(さっきの亜空間でもカムイって子に訪問者って言われてたし・・。この人たちもカムイって子の知り合いなのかな?)

物思いにふけっているルナの傍で、残されたタクミが愚痴をこぼしている・・。
タクミ アイコン100
タクミ「ふぅ・・僕が訪問者の御守とはね・・。まあ、ヒノカ姉さんなら暗夜の魔法なんか通じないし1人でやれるか・・。」

ルナ2 アイコン100
ルナ(・・ちょっとカムイって子の事を聞こうと思ったけど・・この人はやめておこうかな・・。)

ヒノカに対する畏怖とは異なり、タクミの皮肉っぽさに近寄りがたいと思ったルナは、自然と身を退く・・。

腰が引けているルナの元へ、とっとことっとこ飛び跳ねて歩く、小動物のように愛らしい巫女さんが歩み寄って来る。白夜第二王女サクラである。

サクラ「わっ・・!?大変ですっ!お怪我を・・・!すぐに私が治して差し上げますっ・・!えぃっ・・!」
26 無章
サクラは、払串を手にし一回転すると、お符は浮かび上がり、ルナに綺麗なおまじないを浴びせる。すると立ち待ち先ほどのアクスファイターに受けた打撃の痛みが癒えていった・・。

ルナ2 アイコン100
ルナ(えっ・・!?腕の痛みが・・無くなった・・。)

サクラ アイコン100
サクラ「これでよしっと・・。もう大丈夫ですっ。」

ルナ2 アイコン100
ルナ「あ、ありがとうございます・・。」

サクラ アイコン100
サクラ「うふふっ。」

ルナ2 アイコン100
ルナ「・・・。」

サクラ アイコン100
サクラ「・・・・・・ふふっ。」

ルナ2 アイコン100
ルナ(どうしよう・・いい子なんだけど・・話が続かない・・。)

比較的、親しみやすいサクラに一連の出来事と事情を聞こうと思ったルナであったが、用件を済ませたサクラは非常に無口であり、言葉をかけにくかった・・。人のためには献身的に尽くすけど、自分の要求が不得手な受動的な子のようだ。

タクミ アイコン100
タクミ「はぁ・・2人して何ぼっさっとしてるの?ここは戦場なんだから、しっかりなよ。」

ルナ2 アイコン100
ルナ「あ・・はい。すみません・・。」

水を挿すかのように、タクミの皮肉が入り、2人の沈黙の時が終わる。今度はタクミが彼なりの皮肉交じりの励ましをかける。
25 無章
タクミ「別に謝ることないでしょ・・。悪いことしてるわけじゃないんだから。ふぅ・・まあいいさ。今は協力するよ、僕に指示があったら何でも言って欲しい。その采配に期待してるよ、異界の訪問者さん。」

ルナ2 アイコン100
ルナ「えっと・・指示って・・采配・・??いったい何のことでしょうか・・?」

タクミ アイコン100
タクミ「何って・・あんた異界から来た訪問者なんだろ?だったらなんとかしなよ?」

ルナ2 アイコン100
ルナ(なんとか・・・って言われても・・。)

不思議な世界に来て早々、戦場での采配を任されたルナは、ますます困惑するばかりである。異界の訪問者というのは、この世界で何かを為すのが通説なのだろうか。と疑問を抱くルナであったが、どうもタクミの皮肉に苦手意識を持ったので、質問を諦めた・・。



東西を隔てていた河が干上がり、地続きになった戦場では、その頃合いを見計らったかのように、暗夜軍が部隊の逐次投入を開始した。それに対し、白夜軍もそれを見越したかのような動きで援軍が到着した。
27 無章
両軍ともにさらに大軍となり、戦場は更に熾烈な戦いを繰り広げられようとしていた・・。


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※FEヒーローズでもタクミ君は、連勝ストッパーとして防衛戦で猛威を振るいまくってますね。闘技場にて連日ラスボスの貫禄です。
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