fc2ブログ

戦闘SLGプレイ日記

すっかりソーシャルネットゲームですね。

SRPGstudio製フリーゲーム エウメニデス 1章 毎ターン・キル・クセノポン 

 八風氏製作のSRPGstudio製フリーゲーム、エリーニュエスの続編、エウメニデスのプレイ記事です。 前作のエリーニュエスもこのブログで2周(1章~3章はバグにより100周以上(=^・^=))する程ドはまりしたSRPG屈指の名作としてブログでも熱弁させて頂きました。
Eumenides 2018_03_17 19_41_41
今作のエウメニデスは、シナリオを見せるのが重視だった前作よりも、ゲーム性に重点を置き、自軍は少数とは前作同様、友軍と共に戦うことで大軍同士の総力戦がメインとなっています。 今回は前作のトラウマになるほど強い最強スパルタ軍ほどではない弱卒が相手ですが、大軍を相手に少数精鋭が戦う様は、毎章桶狭間、もしくはテルモピュライの戦いのような苦境に立たされます。 しかし、友軍にかつてのスパルタ軍が傭兵として参加しているため、兵と武器の質は自軍のほうが圧倒的有利です。 今回も普通にクリアする分には楽ですが、ドロップを狙うと高難易度になる、というバランスはもはや今にちのSRPGやソシャゲのやりこみ要素として珍しくなくなりましたが、エウメニデスもその要素をよく練られているバランスとなっています。


 今回も最高難易度とされるハデスモードでプレイ。 SRPGは最高難易度こそ面白い、というか今流行りのソシャゲもマンネリ防止のため、高難易度は流行りとなるくらいもはや定番になっていますが、個人的事情で積みゲーが増えているので、一旦簡単な難易度でサクっと攻略し、シナリオとMAPを大まかに偵察がてら把握してから2周目に高難易度に挑んだほうが、結果的には早くクリアに到達するかもしれません。 もしくは別データでイージーモード、飽きたら高難易度と二つ持ってもいいでしょうね。
Eumenides 2018_03_17 19_42_25
 もうゲームは手元にあるタブレットで簡単に無料DL出来るゲーム飽和時代ですので、ゲームが苦手な人が絶滅危惧種になっていくのでしょうか(^^♪




Eumenides 2018_03_17 19_42_44




 今作エウメニデスでは、冒頭から総力戦が展開されます。 前作のエリーニュエスでは海戦から始まり、SRPGstudioのデフォルトのシステムとは大幅に異なるものでしたが、今作では陸戦に絞られています。 そのためか、ゲーム部分が純粋に楽しめるように作り込まれています。

 時代は前作エリーニュエスの時代より少し後の時代。 前作の主人公であった海軍指揮官デモステネスが所属するアテナイは存在はしているものの、かつて勢いは衰えており、宿敵スパルタと共に今では連合軍となっており、傭兵として他国に援軍を派遣し、より強大な大国ペルシアを相手に戦います。
 そのペルシアでは、ペルシア王弟であり、優れた武人であるキュロスが各国に募兵。 しかし、その募兵の真の目的は、品はあるものの凡庸と称される兄王に対して覇権を争う内乱を仕掛けるための挙兵でした。
 主人公サイドである傭兵隊長のティマシオンは、あくまで外部の傭兵という立場上、キュロスの事情を伝えられることなく、自身の推論とキュロス個人の武勇と器量に賭ける意味で、半ば虚偽の募兵に応じた成り行きで戦場に出ることになります。 プレイヤーとしてはもちろん初見ですので、大人の政治的事情は『ふーんそうなんですねー』と客観的に受け入れるしかない、まさに一般の傭兵の気分です。 王権の事情とすれば、力量に優れた王弟キュロスは、特に汚点のないが大国の王である兄よりも優れているが故に、覇権を狙うというチャレンジ精神や願望と言った事情でしょうか。 現代の戦いが選挙や国会議論で済んで何よりです。 お山の大将争いを戦争でやられたらたまったもんじゃないですね(´-ω-`)ノシ
Eumenides 2018_03_17 19_43_02
 キュロス王弟本隊は、MAPの北東に陣を布いており、北西に陣を布く傭兵団に任せ、すぐ別の戦場へ離脱します。ここでの戦いも、相手のキリキア太守も親子共に賢君であると称されますが、政治的事情で国を守るべく息子をキュロス王の陣に参加させ、父であるキリキア太守は大王に対する忠節を示すために戦うというヤキモキした理由で戦います。 ここはもう初見の人は、『自分はただの傭兵、そうアルバイトなんだー。 上司の事情は蚊帳の外』という気分で、本来のいい意味で忖度してあげましょう(´-ω-`)


1ターン目
 冒頭から合戦となった戦場の初の戦い。 自軍は傭兵団の一部隊であるティマシオン隊4部隊で先陣をきります。 隊長のティマシオンと副長のクサンティクレスは、前作でもお馴染みの槍と盾を装備可能な重装歩兵。 前作でも強かったトラキア騎兵は今作でも馬上弓を売りとしており、遠距離攻撃と再移動という機動性に優れた一撃離脱を得意とする、今作の戦場を彩る華です。 その華の弓騎馬隊には、前作でもなじみ深いトラキアからの援軍であり、オルレーラとアルキステネアという女性が騎馬隊を指揮しており、まさに傭兵団の二花として戦場を駆け巡ります。
Eumenides 2018_03_18 10_17_17
 敵は冒頭から策略によりデバフを仕掛けて来ますが、今作も乱数が決まっているので、装備品を変えたり移動手順を変更すれば、1ターン目の敵の策略は不発に終わるので、出来るだけ多く反撃出来るような陣形で南下します。 今作では傭兵団本隊である友軍との共同戦線が主ですので、友軍に削りを手伝ってもらい、経験値やドロップという美味しいところはしっかり自軍で確保しましょう。 ちなみに友軍は医療物資で耐久が減った自軍を回復してくれるので、他のSRPGでありがちな、いわゆる経験値泥棒とは一概に言えず、むしろいい人です。


2ターン目
 両軍ともに衝突後の2ターン目に、傭兵団の援軍が到着。 傭兵団では比較的新入りとなるクセノポンが自軍に参入。 同行したメノーンは医療物資や予備戦力投入による回復やバフで自軍を支援してくれるいい助っ人です。
Eumenides 2018_03_18 10_21_25
 クセノポンは他の団員よりLVが低く、重装歩兵として守備がまだまだ低いので、積極的に戦闘させ、LVアップによる強化をしていく必要があります。 前作のエリーニュエスは、ほとんど経験値が手に入りませんでしたが、今作では敵の数が多いので、意識して戦闘回数を多くすれば、1MAP1LVアップくらいはしてくれます。 今作では総力戦続きで自軍強化があるのと無いのでだいぶ違うので、序盤はクセノポンを重装歩兵らしく守備を高めるために育成しましょう。


 2ターン開幕で登場したクセノポンに敵のとどめを刺させ、経験値を得るために、自軍全員でクセノポンの攻撃範囲にいる敵兵を集中攻撃し削ります。
 その際、傭兵団の誇る上質な武器である上級重装突撃用物資は、敵を1ターンで確殺する際のスパロボのような必殺技の感覚でなるべく温存しておいた方がいいです。 次に手に入るのがだいぶ先の章なので、序盤のうちから温存し、1ターンのうちに敵を確実に仕留めたいときに使用を節約する感じです。 FEで言うなれば、ジェイガンやアランの銀の槍の使用頻度で温存していきましょう。 節約してもマルスのレイピアやマリクのエクスカリバーほどには温存は出来ないギリギリのバランスを強いられます。
 オルレーラの初期装備である遊牧民製射撃用物資はもっと貴重であり、騎馬の特攻もあるため、敵将に大打撃を与えられる超貴重品です。 こちらはヴェルダンの神器キラーボウや、オーシンのプージ並に貴重で高性能な武器ですので、弓の消耗が激しいこのゲームにおいて、特に節約を意識した方がいいでしょう。 必然的にアルキステネアと交換し、使いまわししたくなるほど使用したい機会も多いので、意識しても消耗が激しい貴重な武器です。
Eumenides 2018_03_18 10_17_46
 話は戻り、クセノポンが敵兵撃破後、クセノポンが集中攻撃を受けないよう、守るかのように他の部隊で隣を塞ぎます。 このゲームは守備が低い部隊が狙われやすいので、LVも低く守備が低いクセノポンは優先的に敵に狙われやすいです。 その分クセノポンは反撃による経験値獲得機会が増えるのですが、それでも四方八方から集中攻撃を受けるとあっけなく壊滅させられるので、ほどよく守っていきます。 その際にクセノポンには交換により盾を装備させれば、他のキャラが狙われるので、わざと強いキャラに囮になってもらうことも出来ます。 このゲームの盾は高い守備で軽減だけでなく、高い守備数値を見せつけて敵にスルーされるステルス効果もあります。


3ターン目
 友軍は惜しみなく上級重装突撃用物資で敵に大ダメージを与え、撃破していくので、自軍は副装備品で友軍が削った敵兵をおこぼれで撃破していきます。 友軍主力が西側に展開し、敵を覆うように陣を広げているので、自軍は空いている真ん中で移動しつつ敵を撃破。 友軍と共に敵が背後に侵入するのを防ぎ、友軍共に壁となり封鎖します。
Eumenides 2018_03_18 10_22_01
 このゲームは序盤は1ターンにつき1部隊撃破出来ればいい方なので、地道に1部隊づつ確実に撃破していきます。 後半になれば耐久が減っているので、敵部隊減少も早くなります。


4ターン目
 友軍の猛攻撃を受け、各敵部隊の耐久が低く、撃破により部隊が少なくなってきています。 友軍は東西に部隊を展開し、弱った敵を攻撃しているので、自軍は友軍と共に壁を維持するかのように、真ん中で封鎖しつつ、弱った敵を撃破していきます。
Eumenides 2018_03_19 17_28_30
 ここまでクセノポンは毎ターン敵のとどめを刺し、経験値を獲得しています。 しかし、敵兵も少なく、攻撃力が高い敵大将や騎馬の攻撃をクセノポンが集中攻撃を受けると、この戦況でもあっけなく壊滅されるので、自分で敵がクセノポンに張り付き過ぎないように守るように部隊を展開。 クセノポンに迫る敵兵をさえぎるかのように、副長クサンティクレスは友軍の位置を利用し、東側の敵兵の進路を防ぎます。 弱いクセノポンを中心に陣をぐるぐる回しながら攻撃する感じです。 上杉謙信流は知りませんが戦闘機の車懸りの陣のイメージです。


5ターン目
 敵弓兵が守られているクセノポンを狙撃しているため、敵全部隊が中央に集まっています。 もはや敵の耐久値が低く、クセノポン1人でも敵を確殺出来ます。 どの敵も耐久が低くなっているので、出来るだけ多くの敵を倒すべく、敵部隊の1人は弓騎馬隊の遠距離射撃再移動と副長クサンティクレスの集中攻撃により撃破。 敵も残り3部隊です。 
Eumenides 2018_03_19 18_01_43
 ここで攻撃の手が余っているからと言って、むやみに敵を攻撃し、耐久を削ると、友軍に手柄を横取りされるので、隊長のティマシオンは分散した敵を完全に孤立させるために、友軍を利用した壁となり封鎖。 裏に回った敵騎兵と敵大将を分断させました。


6ターン目
 敵残存2部隊。 敵大将と騎馬隊のみです。 敵騎馬隊は強力であり、友軍も6ターンともなれば耐久が減り、医療物資使用のため戦線を一旦離れる部隊が現れ、友軍の攻撃が緩くなっています。 しかし、敵は忠節を示すために決死の覚悟で突撃してくるので、壊滅しようとも攻撃の手を緩めることはありません。 自軍はクセノポンのLVを上げたい一心で毎ターン経験値獲得し、また狙われやすいクセノポンは反撃の機会も多く、さらに敵弓兵から的にもなっているので、やられそうですが、もう友軍が先に手柄を取ってしまう寸前ですので、攻撃の手を緩めません。 このターンで強力な敵騎兵をクセノポンで撃破します。
 その際にクセノポンは撃破による経験値で見事レベルアップ。 攻撃力、敏捷性、守備力がアップしました。 このゲームの仕様上、レベルアップの際、耐久が減るのですが、耐久は兵士の数と換算されており、激戦により兵の数が減り、その分精鋭として強くなったことを演出しています。 ゲーム的には耐久1減るより守備力1増えた方がどの道長い戦闘で耐久が減らなくなるので問題無いです。 雑兵13人の脱落者より、最低100人の精鋭がいれば十分です。
Eumenides 2018_03_19 18_12_20
 後は敵将のみです。 自軍はわざとクセノポンに反撃させ、尚且つ自軍だけで敵将を集中攻撃出来るよう、狙われやすいクセノポンを前面に出し囮になるような陣形で待ち伏せします。 その際にクセノポンの斜め下に、ティマシオン隊長を置き、とどめ役のクセノポンと大打撃を与えられるティマシオンで囲えるような配置にします。 敵将は既に南西に孤立しているので、騎馬の移動力を活かし、裏に回り弱卒のクセノポンを襲おうが、正面から攻撃しようがどの道罠にはまります。


7ターン目
 裏に回り、クセノポンを攻撃した敵将は、クセノポンの部隊に大打撃を与えたものの、その分反撃だけで経験値を大量に獲得され、付近で囲むかのように待機していたティマシオン隊長ととどめ役のクセノポンに包囲される形となりました。 敵将は強く、耐久も残っていたため、友軍の攻撃がいい塩梅ので削りとなっています。 このターンで勝負を決めます。
Eumenides 2018_03_19 18_14_01


 勝利条件はキリキア太守シュエンネシスの撃破。
 多くは語られませんが、シュエンネシスと息子のやり取りは本来の意味での忖度だらけであり、とても意味深ですが、兵から慕われ、敵である傭兵団員やキュロス王弟からの評価も高く、賢君であることが伺われます。 なんだかキュロス王弟のが覇王で悪そうに見えますが、王政政治の世界はそういうものではないのでしょう。 大王よりも器量の優れた者がより上に立ち、国を広げるのが一種の常識のようです。 強大な権力を持つ凡庸なペルシア大王にも、覇権を狙う実力者のキュロス王弟にも両方忠節を示すのは苦汁の決断ですね。 現代的感覚では杓子定規に見えますが、自国の民まで守るとなると命懸けの決断も推せるのでしょうか。 もし真田パッパならば『大博打の始まりじゃぁぁぁぁ!』と乗り気でどちらにつくのやら。 信之兄上ェ・・(;´・ω・)
Eumenides 2018_03_19 18_15_15
 話は戻り、ティマシオンの大打撃を受けた敵将シュエンネシスの部隊は、もはやクセノポンの副装備の攻撃で撃破出来る耐久となっており風前の灯火です。 クセノポンよりはるかに強い能力値ですが、このゲームは余程の事が無い限り、命中率100%なので、実力差があってもダメージが通れば倒せます。 LVが敵のLVと差があるほど経験値がより多くもらえます。


 見事ペルシア大王に忠節を示し、キュロス王弟にも優秀な息子を贈り、国の民を守ったキリキア太守シュエンネシス。 この戦いの事情が把握出来ない傭兵団員が多いですが、一部隊長に過ぎないティマシオンも現時点では推論しか出来ません。 ティマシオンは傭兵団の中間管理職であり、ましてキュロス王弟に雇われた外部の人間であり、王族でもありません。 本国からの命令と、個人的にキュロス王弟の器量に賭ける職業軍人として参戦していきます。
Eumenides 2018_03_19 18_16_32
 敵の中には自軍で撃破するとドロップする敵がいます。 ドロップする敵はスキルの欄でアイコンで示されているため、誰が持っているかわかります。 しかし、それが欲張る要因であり、報酬こそゲームの縛りであるので、ドロップを目指すと難しくなっていきます。 最近流行りのソシャゲ高難易度でもはやお馴染みとなりましたが、やはり報酬目当てで戦うのは面白いです(^^♪



次の2章も桶狭間テルモピュライ級の難しさ。 防衛をしつつ敵将撃破を狙います。